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執筆者の写真五十嵐 直樹

やりたい事があったら「今から」取り組む

今日は普段とは違い、五十嵐の個人的なお話です。たまにはこういう内容も宜しいかと。


先日開催された新潟シティマラソン2023に出場し、無事にフルマラソンを完走して参りました。


実はエントリー自体は3度目にして、初出場。フルマラソン自体も初めての挑戦でした。

2019年に初エントリーするも大会当日、台風に見舞われて大会が中止。

2020年、2021年はコロナ禍で大会自体開かれず。

そして2022年に再度エントリーするも、直前になってワクチン接種回数が足らない事に気づき、代替となるPCR検査の陰性証明も間に合わないという凡ミスにより自主棄権(笑)


そして満を持しての2023年、三度目のエントリー。今年こそは!と意気込んでいました。


ですが、思いもよらないトラブルというものは度々起こるもので…

今年の7月末に家族で行った苗場でのフジロックフェスティバルにて、転倒により右の鎖骨を骨折してしまい、長期休養を余儀なくされてしまいました。


8月の1ヵ月、そして9月中旬までは全く練習を出来なかった為、今年の出場も半ば諦めていました。

9月の下旬になってようやく走れる状態になり、リハビリの先生にも相談したところ無理のない範囲での出場は出来そうだったので、完走は無理でもとにかく出てみよう!と決意しました。

そもそも、今年の夏は暑すぎましたよね?結局ケガをしていなくても、思うように練習できなかったと思います。であれば、そんなに条件は変わらないなぁと。

もし完走できなくても「骨折したからね」という免罪符があるので、あまり気負わずに出場出来たので実は良かったのかもしれません!


決して準備万端とは言えずに迎えた大会当日。

1万人を超えるランナーがスタート会場のビックスワンに集まっています。

仮装をしているランナーもチラホラ見かけました。


当日の天候は秋晴れのマラソン日和で、本当に気持ちの良い環境の中フルマラソンを走り切る事ができました。

私自身、練習でも25㎞までしか走っていなかったため、その先は未体験。実際、30㎞を超えた辺りからはかなり身体的に厳しかったです。


後半、歩いている方を何人も抜いて、その度に何度も「自分も歩いてしまいたい」と思いました。

でも、一度歩いてしまうと気持ちが折れてしまい、また走り出すのに膨大なエネルギーが必要な事が分かり切っていたので、補給所以外は極力走りぬこう!と決めていました。

そういう謎の自分ルールを定めると強いんです、私(笑)


とは言え、最後の5㎞辺りで足がつりそうになった為、少しだけ歩きました。その後は早歩きよりも遅いくらいのスピードでしか走る事はできず、200人近くの方に抜かれたと思います。

さて、気になる結果はこちら。

30㎞からのタイムがガクンと落ちた事が一目で分かりますね(笑)

どうせこうなるであろうと事前に予測していたので、前半に頑張ってタイムを稼ぎました。

一応、目標タイムは5時間だったので、目標タイムもなんとかクリア。

結果的にも大満足な挑戦となりました。


ゴール地点で待ってくれていた家族に撮ってもらいました。足が痛くて歩くのがしんどかったです。

でも、念願のフルマラソン完走出来たので、心は本当に晴れやかでした!


今は紙ではなく、即座にWEB上で完走証が発行されるんですね。凄い。


今回フルマラソンに挑戦してみて学んだ事は、やっぱりフルマラソンはキツかったという事はもちろんですが(笑)

① 人生において準備万端で物事に取り組む事が出来る、という状況はほぼあり得ない

…何かに挑戦しようと思った時に、例え数年かけて準備を行い万全にしたとしても、思いもよらない事は起こるもの。100%準備出来なきゃ挑戦できない!という心持ちではいつまでたっても挑戦はできません。

60%、70%でもいいから、ある程度準備が出来たら挑戦してみる。ここで大切なのは、その時点で自分が出せる最大の努力をする、という事。それでももしダメな所があれば、都度調整・修正していく。準備はしすぎてもダメだし、しなすぎてもダメ、という事ですね。


② やらない後悔より、やって後悔

…これはよく言われる事ですが、本当にその通りです。今回もし諦めていれば、絶対に悔いが残り一生引きずっていたかもしれません。なぜなら、来年以降も出場できるかどうかなんて保証はない訳です。私でも2度続きましたから(笑)ある日、事故やケガで一生走れない体になってしまうかもしれません。

今回はたまたま目標を達成出来ましたが、例えば途中で棄権して完走できなかったとしても、それはそれで悔いは残りますが「出場できなかった後悔」とは全く別の物です。走っている途中で転んでまだ完治していない鎖骨が再び折れてしまっても、日常生活には若干困りますがまた笑ってネタに出来ると思っています。


やりたい、挑戦したい、と思う事があるのならば、今すぐにでも取り組むべきです。

こんなことを言うとなんですが…「定年退職したら〇〇をやりたいんだよね」というのをたまに耳にします。

気持ちは分かりますし、否定をするつもりも全くないのですが、勿体ないなぁと感じてしまいます。


今から20年後、30年後、誰しも人間なら必ず老います。同時に、身体の機能も低下していたり、体力も落ちているでしょう。

その時が来て長年の夢を叶えよう!と取り組んだ時に「アレ?思っていたよりも楽しくないぞ」ってなる確率、かなり高いんじゃないかと思います。

よほど健康に気を付けていたとしても、突発的な事故は起こるものです。


と脅す訳ではありませんが、折角やりたい事があるならば、人生で一番若い「今」から取り組んだ方が、目標達成もその分早まりますから、結果的に楽しめるのではないかなぁと考えています。


何だか偉そうな物言いですが、自分自身にも自戒を込めて書いております。やりたいと思っていてできない事、やってない事、沢山ありますからね…


今回のフルマラソンにしても、全く興味のない妻からは「え?本当に出るの?」というような塩対応でした。

でも、実際に出場を決めて、出来る限りの練習や準備をし、完走した姿を目の当たりにしたからでしょうか「応援も来ないつもりだったし、冷たい言い方しちゃってごめんね。本当に凄いよ!おめでとう!」と暖かい言葉を貰いました。

我が家もまだまだ3人の子育て真っ最中ですし、私が一人で出かけると妻に子供達を任せる事になります。その大変さも承知した上ですし、もし出場して新たにケガをする事があれば家族だけでなく職場にも迷惑をかけてしまうリスクもあります。

そうならない為にも足にテーピングを施し、出来る限りのリスク回避をしました。自分なりに最善の対策を講じたつもりです。


最後になりますが、私のわがままに付き合ってくれた家族をはじめ、周りの皆さんのおかげです。

何より準備から当日まで運営に携わって頂いた皆様、大変お疲れ様でした。そして交通規制にご協力頂いた新潟市民の皆様にも、間接的に多くの迷惑をかけたと思っています。


でも、そのお陰で人生の夢だった一つを叶えることができました。本当にありがとうございました!

何らかの形で還元したいと思います。今度は私が返す番です!

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